バイクのタイヤ交換時期っていったいいつなの?イマイチよく分からなかったので寿命の目安を調べてみた!

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水冷ボンネビルに乗り出して8ヶ月、走行距離にして8,000キロをオーバー。毎月1,000キロを走ってる計算ですが、そろそろ各部の消耗品の交換を考え出す時期になってきました。タイヤも当然消耗品なので時期が来れば交換しなければなりません。
しかしこれまでタイヤ交換をするほど一台のバイクに長く乗ってたことがないのでどのタイミングですれば良いかイマイチわからない…
と言うことでタイヤ交換の目安となる様々な指標を調べて見ました!初心者丸出しのお題ですが誰しもが一度は通る道!少しでも参考になればうれしいです。


タイヤを適切に交換しないと非常に危険!


この記事を読んでくれている方のほとんどはタイヤ交換に対して前向きに検討されていると思いますが、摩耗したり劣化したままのタイヤを使うことの危険性もまとめておきます。
特に山が残っていても劣化したタイヤは見た目に変化はほとんど無いので要注意です!


食い付きが悪くなって滑りやすくなる

タイヤはゴムの摩擦でグリップを得ていますが、ゴムがすり減ればメーカーの想定していた性能が担保できなくなります。結果としてスリップしやすくなるという至って単純な原理で滑りやすくなります。
ちなみにタイヤの溝は雨の日の排水のためにあるそうで、溝が無いからといってグリックに影響は無いらしい。そういえばサーキットを走るSSは溝の無いスリックタイヤを履いていますね!


ゴムが硬くなってブレーキロックしやすくなる

これは実体験をもって危険性を認識しています。製造から時間のたったタイヤは表面がプラスチックのように硬くなりグリップ性能が落ちてしまうのです。
ブレーキをかけた時、ディスクを止めようとする力が路面からの摩擦を上回るとホイールがロックするのですが硬化したゴムではバイクの慣性力を担保できないためロックしやすくなるという訳です。
パニックブレーキの時なんかにこの現象が現れるので非常に危険です!


最悪バーストする可能性がある

スリップサインとかそういうレベルを超越するまでタイヤを使うとゴムの中に構造体として中に入っているワイヤーが露出してきます。そこまで使うとタイヤの強度よりも空気圧の要が強くなるので、結果バーストすると言う原理です。
良い子はスリップサインが出た時点でタイヤを交換しようね!


タイヤ交換の目安となる指標は案外たくさんある!

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という訳でこんな状態であればタイヤを交換すべきサインだ!という事項をまとめてみます。日頃から目視でチェックしておく習慣をつけておけば適切な時期に高官の判断が出来ると思います。
タイヤは消耗品のクセに安い買い物ではないので、こうしておけば狙っているタイヤ貯金も計画的に行う事が出来ますね!賢い。


スリップサインを見てみよう

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先ずは一番よく言われるスリップサイン。タイヤの溝の一部にこのスリップサインは仕込まれています。よく「5分山」なんて表記を見かけますが、それは新品のタイヤに対してスリップサインまでの溝の深さの大体5割が残ってますよ!と言う意味。スリップサインは溝の残りが1.6mmになった時点で現れるように設計されていて、1.6mm以下の溝残で公道を走行する事は法律で禁じられています。
ハイグリップタイヤでは食いつきは良いが減りははやく、ツーリングタイヤであればハイグリップタイヤ程喰いつかないけど減りにくいと言うように、減り方は一律ではありません。
またオーナーの乗り方やバイクの重量によっても当然ライフは変化するので日頃のチェックが大切です!


製造年週を見てみよう

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出典:PIRELLI

タイヤは天然ゴムで出来ているので月日が経てば何もしなくても劣化します。製造年週はサイドウォールに刻印されているのでこれもチェックする必要アリ!
これは「1217」など4桁の数字で表されており、初めの二桁が年初から数えての製造週(この場合12週目)、終わりの二桁が製造年(この場合2017年)を表しています。
この製造年週は特に中古車を買った場合に注意が必要で、「バリ山」と表記されていても製造からおおよそ2年も経てばゴムが硬化してしまい、溝が残っていても滑る危険があるので交換した方が良いという判断になるそうです。


タイヤにひび割れがないか見てみよう

ひび割れはタイヤが劣化した証で、これがある場合はかなり劣化が進行した状態にあります。表面にひび割れがあるという事は内部でより進行した状態にあるということ!応力は弱い部分に集中してかかってしまうのでひび割れを発見した場合はなるべく早めに交換をしましょう。


釘やボルトが刺さってないか見てみよう

道路の上にはたくさん異物が落ちていますが、これを拾ってしまう事が稀にあります。特にバイクは路肩付近を走る事がちょくちょくあるので、よりそういった異物を拾いやすいのです。刺さった瞬間バーストするなんて事はほとんどありませんが、すぐに交換する必要があります。新品のタイヤに履き替えた直後にぶっといボルトを踏んでお釈迦にしてしまうなんて事がないように常に路面には注意しましょう。


まとめ

タイヤは地面と接する唯一の部分です。何か異常があってからでは手遅れになりますので早め早めの交換が推奨されますが、その指標をざっくりと理解する事が出来ました。またタイヤは安い買い物では無いので計画的に交換していくためにも知識を持つのは大切な事だと思いますので、少しでも参考になれば幸いです!


ついにタイヤの寿命が来たので交換!

motor-cycle.hatenablog.jp



つづく