バイクのスポークに錆が浮いてしまったので、どのように対処すべきか考えてみる

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スポークホイールのバイクに乗ってる人なら必ず直面する問題、それはスポークに発生するサビ…。
タンクや車体をどれだけピカピカに維持していても、このちょっとした面積にサビがあるだけで見た目の印象は驚くほど変わります。
本日の議題はその憎きサビをどうやって落とすかについてです。


どんなに気をつけててもサビは浮いてくる

そもそもサビとは

錆(さび、銹、鏽、英語: rust)とは、金属の表面の不安定な金属原子が環境中の酸素や水分などと酸化還元反応(腐食)をおこし生成される腐食物(酸化物や水酸化物や炭酸塩など)の事である[1]。 鉄の赤錆・黒錆、銅の緑青、スズ[2]やアルミニウムの白錆など。
出展:Wikipedia

というように、金属の酸化によってそれが腐食した状態のものをいうようです。鉄が人類に発見・利用されて久しいですが、このサビの問題は常につきまとい悩まされてきました。
まさに人類の歴史はサビとの戦いの歴史と言っても過言ではないのです。ウソです。


強度は大丈夫なのか?

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多少のサビ、例えばスポークの表面にうっすらとできている程度あれば強度的な問題は生じないようです。しかし浮いて出たサビを放置するとどんどん根が深くまで進行してしまうようで、そうなると強度にも影響がでてきて最悪は指でつまんだ程度でも折れてしまうくらい脆くなってしまうようです。
もしそんな状態で走行したらどうなるか…考えるだけで恐ろしいですね。小さな錆は見つけにくいですが、日頃から愛車のホイールには注意を払うようにした方が良さそうです。


錆が浮くと見た目が悪い

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強度に影響を与えなくとも、サビの浮いたホイールは見た目が非常に悪いです。タンクやフレームがピカピカでもホイールが汚いと全体的にグレードがガクッと下がってしまいます。
ラスティックな素材感をあえて押し出したカスタムならば良いかもしれませんが、ピカピカに保ちたいのであれば綺麗に磨いておくのがベターですね。頻繁に手を入れる事で問題が大きくなる前に発見できる確率が飛躍的に向上します。


サビの落とし方を調べてみた

サビが浮いているのは見た目的に、そして進行しすぎるとスポークの強度にも関わってくるということがわかってきました。その憎きサビ野郎をどうやって落とすのが良いのかを調べてみましたのでまとめておきます。
※あくまで個人的なリサーチですのでこれが正解とは限りません。悪しからず!


1.スチールウールでひたすら磨く

ボンスター ロールパッド15個入 B006

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スポーク表面に浮いたくらいの比較的軽度のサビはスチールウールでこすり落とすのが一番早くて簡単なようです。紙やすりなどでゴリゴリ削ってしまうと関係のないところまで触ってしまうばかりか、スポークの厚みを減らすことにもなってしまうのでお勧めできません。
スチールウールは柔らかいので狙ったところだけを的確に擦る事ができ、安価に手に入るのでおすすめです。


2.こすった部分は必ず塗装

スチールウールでこすった箇所はメッキがはがれて地金が露出しています。サビが落ちたからと放置するとすぐにまた錆びてくるので必ず塗装をしてやらなければなりません。
上の画像はジンクシルバーという塗料ですが、これがスポークの再塗装に向いているようで、これは常温亜鉛メッキという手法らしく多くのライダーがこの製品を使ってサビ落とし後に使っているようです。


あまりにもひどいときはスポークの張り替えを!

かなり重度のサビが出ていても紙やすりで落とす事もできるようですが、、そこまでの状態になっているのであればスポーク自体の張り替えをお勧めします。やはり強度的な懸念が一番で、ひどい状態になると指で触れるだけで折れてしまう事もあるようです。スポークは全体でテンションを分散していますから、一本でも折れてしまうとバランスが崩れ大変危険です。


まとめ

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日頃の目視などを欠かさなくてもある日突然スポークに浮いた錆を発見する事があるかと思います(僕がそうでした)。素材の特性上仕方の無いことらしいので、錆を発見したら適切に対処していくしかないみたいです。
放置しすぎると最悪指の力で折れてしまう事もあるので、たかが錆び、されど錆という思いで今一度ホイールの確認をされてみる事をオススメします。


つづく